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【人事部コラム】看護師の面接での人事の評価ポイント ~回復期病院への転職を成功させるには

「急性期から回復期への転職は難しいのでは?」

「面接で人事はどんなことを見ているの?」

そんな不安を抱えていませんか?

八代市でも回復期病院への転職を考える看護師が増えています。面接では技術や経験だけでなく、患者さんに寄り添う姿勢や長く働けるかどうかといった点も重視されます。

この記事では、人事担当者の視点から「回復期病院の面接で評価されるポイント」と「転職を成功に導く準備方法」をご紹介します。最後まで読めば、安心して面接に臨めるはずです。

 

目次

  1. 回復期病院が求める看護師像とは
  2. 面接で人事が重視する5つの評価ポイント
  3. 急性期からの転職で気をつけるべきこと
  4. 面接対策の具体的な準備方法
  5. よくある質問と回答例
  6. まとめ

 

回復期病院が求める看護師像とは

患者さんの「生活」を支える視点

回復期病院では、患者さんの急性症状が落ち着いた後、在宅復帰や社会復帰を目指すためのリハビリテーションが中心となります。そのため、医療技術だけでなく、患者さんの日常生活動作(ADL)向上を支援する視点が重要です。

私たち人事が最も重視しているのは、患者さん一人ひとりの「その人らしい生活」を取り戻すお手伝いができる看護師です。これは急性期とは大きく異なる視点といえるでしょう。

チーム医療への積極的な参加

回復期では、医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、ソーシャルワーカーなど多職種でのチーム医療が欠かせません。自分の専門分野だけでなく、他職種の役割を理解し、連携できる協調性が求められます。

面接で人事が重視する5つの評価ポイント

患者さんとのコミュニケーション能力

回復期では長期間の関わりが前提となるため、患者さんやご家族との信頼関係構築が重要です。面接では、どのように患者さんと向き合ってきたかを確認します。

学習意欲と成長への姿勢

回復期看護では、リハビリテーション看護、退院支援、家族指導など、新たな知識とスキルが必要です。継続的に学び続ける意欲があるかを重視します。

チームワークと協調性

多職種連携が日常的な回復期では、チームの一員としての役割を果たせるかが重要です。過去の職場での協調性や、困難な状況での対応力を確認します。

長期的なビジョンと定着性

回復期では患者さんとの継続的な関わりが必要なため、長期間働き続ける意志があるかを確認します。転職理由と今後のキャリアプランの一貫性を見ています。

ストレス耐性と感情コントロール

患者さんの回復には時間がかかることも多く、思うように進まない場合のストレス管理能力が重要です。冷静な判断力を保てるかを評価します。

急性期からの転職で気をつけるべきこと

転職理由の整理

急性期から回復期への転職では、「忙しすぎるから」「体力的にきつい」といったネガティブな理由だけでは印象が良くありません。回復期看護への積極的な興味や、患者さんとじっくり向き合いたいという前向きな理由を明確にしましょう。

回復期看護への理解度

急性期とは異なる看護の特徴を理解しているかが重要です。面接前に回復期看護について十分に調べ、どのような看護を実践したいかを具体的に考えておきましょう。

準備しておきたい知識

– 回復期リハビリテーション病棟の役割

– ADL向上支援の重要性

– 退院支援・家族指導の必要性

経験の活かし方

急性期での経験を回復期でどう活かせるかを説明できるようにしましょう。観察力、判断力、緊急時対応能力など、転用できるスキルは多くあります。

面接対策の具体的な準備方法

事前準備のチェックリスト

病院研究

– 病院の理念・方針の確認

– 病棟の特徴や設備の把握

– 地域での役割の理解

自己分析

– 看護師としての価値観の整理

– 強み・弱みの明確化

– キャリアビジョンの設定

質問対策

– よくある質問への回答準備

– 逆質問の準備

– 具体的なエピソードの整理

面接当日のポイント

身だしなみ

– 清潔感のある服装

– 控えめなメイクと髪型

– 時間に余裕を持った到着

話し方

– はっきりとした発声

– 相手の目を見て話す

– 簡潔で分かりやすい説明

よくある質問と回答例

Q1. なぜ回復期病院を志望されましたか?

良い回答例

「急性期での経験を通じて、患者さんが元の生活に戻られる過程をもっと深く支援したいと思うようになりました。回復期では患者さん一人ひとりとじっくり向き合い、その人らしい生活の再構築をお手伝いできると考えています。」

 

Q2. 急性期と回復期の看護の違いをどう理解していますか?

良い回答例

「急性期は救命・治療が中心ですが、回復期は生活機能の回復と社会復帰支援が中心だと理解しています。患者さんの価値観や生活背景を大切にしながら、多職種と連携してその人らしい生活の実現を目指す看護だと考えています。」

 

Q3. チーム医療での経験について教えてください

良い回答例

「前職では医師、薬剤師、栄養士と連携して患者ケアを行っていました。例えば、糖尿病患者さんの退院指導では、各専門職の視点を取り入れて包括的な指導計画を立案し、患者さんの理解度向上につながりました。」

転職成功のための最終チェック

面接前に確認しておきたいポイントをまとめました。

マインド面

– 回復期看護への熱意が伝わるか

– 患者さん中心の看護観があるか

– 学習意欲が感じられるか

スキル面

– これまでの経験を整理できているか

– 回復期で活かせる強みが明確か

– 課題に対する改善意識があるか

コミュニケーション面

– 相手に分かりやすく話せるか

– 聞く姿勢ができているか

– 前向きな印象を与えられるか

まとめ

回復期病院の面接で人事が重視するのは、技術や経験だけでなく、患者さんに寄り添う気持ちと、継続的に成長し続ける姿勢です。

面接対策のポイントをまとめると次の通りです:

  1. 患者さんの生活を支える視点を持つ
  2. チーム医療への理解を深める
  3. 学習意欲と成長への姿勢を示す
  4. 転職理由を前向きに整理する
  5. 具体的なエピソードで自分をアピールする

急性期からの転職は決して難しいことではありません。これまでの経験を活かしながら、回復期看護への理解と熱意を示すことで、きっと良い結果につながるでしょう。

面接は病院と看護師の相互理解の場です。緊張せずに、あなたらしさを大切にして臨んでください。回復期病院で新たなキャリアを築く皆さんを、心より応援しています。

(文責・桜十字八代リハビリテーション病院人事部)

 

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